The Month’s Special
ケニア
2015.07.08
携帯電話番号が銀行口座の代わり? ケニアの驚きモバイルマネー。

携帯電話の普及率がここ数年で一気に伸びたケニア。今、注目されているのは、大手携帯電話会社『Safaricom』により運用されているMPesa(Pesaはスワヒリ語で「金」の意味)と呼ばれる金融サービスだ。M-Pesaは、携帯電話を使用した新しい金融決済および送金のサービスで、銀行口座の役割を果たす携帯電話番号を使って、金融決済や送金を行う。

携帯電話さえ持っていれば決済および送金が簡単にでき、また送金を受けた側は、Safaricom取次店でお金を受け取ることができる。決済の種類は、日常的な買い物から、税金の支払など多岐にわたり、M-Pesaを使用すれば、サイフから現金を出さずともスーパーで買い物をしたり、ピザの宅配を頼んだりすることができる。

この便利なモバイルマネー、M-Pesaがケニアで開発されたのは2007年。それ以来、貧富の差や地域の違いに関係なく一般的に広がっていき、2013年の3月時点でユーザー数は1520万人となった。

モバイルマネーは、個人で銀行口座を持たない貧困層でも安全な形で家族や取引先に送金できることから、アフリカ全土で爆発的に浸透し、ビジネス界に大きなインパクトを与えた。この便利なサービスが今後どのようにビジネスに影響を与えるのか、注目する必要があるだろう。

s_mpesa メーン
M-Pesa取扱店の様子。緑色のM-Pesaマークは町のいたるところで目につく。